AppleのクレジットカードApple Card」がリリースされてから2019年10月時点で2カ月がたちますが、投資銀行のゴールドマン・サックスCEOが、「Apple Cardはこれまでで最も成功したカード」であるとの見解を明らかにしました。

Goldman CEO calls Apple Card 'most successful credit card launch ever'

https://www.cnbc.com/2019/10/15/goldman-sachs-ceo-says-apple-card-is-the-most-successful-credit-card-launch-ever.html

Apple独自のクレジットカード「Apple Card」は2019年8月にアメリカで取扱がスタートしました。Apple Cardは基本的にiPhoneと連携して使うことが想定されており、年会費・海外決済手数料・延滞手数料が一切なく、Apple Payを介して決済すると還元率にあわせたキャッシュバックを受けることができるのが特徴です。また「従来のクレジットカードよりもプライバシーの面で安全」というのも、メリットとして示されています。

Apple独自のクレジットカード「Apple Card」は本当に他のクレジットカードと比べてプライバシーを保護してくれるのか? - GIGAZINE



Apple Cardはゴールドマン・サックスと提携していますが、ゴールドマン・サックスのデイビット・ソロモンCEOはApple Cardがスタートしてから2カ月の2019年10月に、「Apple Cardはこれまでで最も成功したクレジットカードだと考えている」という見解を明かしました。

「過去3年の間で、私たちはオンライン融資プラットフォーム『マーカス』において550億ドル(6兆円)を集め、50億ドル(5400億)のローンを生み出し、新しいクレジットカードのプラットフォームを立ち上げてApple Cardをリリースしました」「8月からApple Cardに対する高い需要を目の当たりにし、とてもうれしく思っています。これまでオペレーションとリスクの観点から見て、信用引受基準を損なうことなく、流入をスムーズに処理してきています」とソロモンCEOは述べています。



なお、ゴールドマン・サックスは記事作成時点で「次世代の電子取引プラットフォーム」と「法人向けの財務管理ビジネス」を準備中とのことで、これらを合わせることで、ゴールドマン・サックスが行ってきたAppleへの「投資」が短期で回収できるものとみられています。