日本代表のMF久保建英が15日のカタールW杯アジア2次予選・タジキスタン戦(○3-0)で見せたプレーに、スペイン『アス』が注目している。

 久保は9月の代表シリーズに続き、今月のW杯アジア2次予選2試合でも代表メンバー入り。同紙は9月5日に行われたパラグアイとの国際親善試合(○2-0)、同10日のW杯アジア2次予選・ミャンマー戦(○2-0)でも久保のプレー動画を掲載し、称賛の言葉を送っていた。

 同紙が今回のタジキスタン戦で取り上げたのは、後半アディショナルタイム1分のシーンだ。同42分にMF南野拓実との交代で投入されていた久保は、右サイドでMF堂安律からパスを受けると、周囲に3人のDFがいる状態から巧みに縦へ運び、ゴールライン際から右足でグラウンダーのクロス。相手守備陣の視線は久保に釘付けとなっており、ボールはゴール前でフリーのFW浅野拓磨に通ったが、左足のシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。

 得点にはつながらなかったものの、出場から4分で決定機を生み出した久保。スペイン『アス』は動画でこのチャンスシーンを紹介し、「久保はスキャンダルだ。86分に出場し、この狂気で全員を驚かせた」「日本人選手は5分足らずのわずかなプレーにもかかわらず、技術的に別のレベルにいることを再び示した」と絶賛した。