オーストラリアのシドニー郊外に住むカップルに今月初め、体重が6キロ近いビッグベビーが誕生した。カップルにとって3人目の赤ちゃんは女の子だが、母親は地元メディアのインタビューに応じ、「まるで小さなお相撲さん(mini sumo wrestler)」と驚きの声をあげている。

豪ニューサウスウェールズ州のウーロンゴン病院で10月7日、エマ・ミラーさん(27)が5880グラムの女児を出産した。エマさんは妊娠38週と2日で破水したため、第3子となったレミ・フランシスちゃん(Remi Frances)は緊急帝王切開での誕生となった。エマさんは4歳のエース君を3800グラム、2歳のウィローちゃんを5500グラムで出産していたが、レミちゃんの大きさにはさすがに度肝を抜かれたようで、地元メディア『Illawarra Mercury』に次のように語っている。

「私が妊娠糖尿病を患っていたので、赤ちゃんが大きいことはある程度予想できたのです。ただ妊娠35週目の超音波検査では4キロと言われていたので、まさかこれほど大きく成長しているとは思いもしませんでした。まるで小さなお相撲さんですよね。」

「レミを抱っこして病院を歩くとすぐに人だかりができました。助産師や赤ちゃんを産んだばかりの母親、そして病院を訪れた人など、みんながレミの大きさに驚いて話しかけてきたのです。『いったいどのくらい体重があるの』ってね。今回は破水するのが予定より早く、緊急帝王切開での出産になりましたが、自然分娩では私の身体が耐えられなかったでしょうね。ただレミには健康上なんの問題もなく、とても元気です。」

エマさんはレミちゃんと一緒に10日に退院したが、「レミのために用意していた服はどれも小さくて、急遽服を買いに行くはめになりましたよ」と話しており、自宅でゆっくり寛いでばかりはいられないようだ。

なおニューサウスウェールズ州保健省の新生児レポート(NSW Mothers and Babies report)によれば、オーストラリアの10人に4人は新生児の体重が3キロから3.5キロで、4.5キロ以上は1.2%しかいないということだ。

また『The Sun』によると、世界で最も体重が重い新生児は、1955年9月にイタリアで誕生した10.2キロの男の子だという。

画像は『UNILAD 2019年10月13日付「Mum Gives Birth To ‘Mini Sumo Wrestler’ Baby Girl Weighing 13lbs」(Nine.com.au)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)