これからの紅葉シーズン、多くの人で賑わうはずの人気観光地では3日経った今も街中を大量の水が流れていました。

 神奈川県箱根町。台風19号から3日経った15日も水が大量に流れ出していました。紅葉シーズンには200万人以上の観光客が訪れる街では不安の声が広がっていました。

 台風19号で被害を受けた箱根町。普段は多くの人でにぎわう強羅駅も観光客はまばらです。朝にタクシーで箱根町に来たという外国人。

 カナダから来た観光客:「この電車は止まっているの?そうなの、残念だわ」

 さらに…。

 レストラン経営者:「お客は来ないしホテル関係も今までの予約もキャンセル。(これから)メインは紅葉ですよね11月の…。もう潰れちゃうでしょう」

 不安の声の理由は箱根の紅葉をたっぷり楽しむことができる路線、箱根登山鉄道です。まだ復旧のめどは立っていません。

 当時、周辺では猛烈な雨が降り注ぎ、雨が濁流へと姿を変えて勢いよく道路を流れていました。この雨の影響で沿線の複数箇所で土砂崩れが発生しました。

 箱根登山鉄道では土砂などの対策をしてきたといいます。その一つがアジサイです。沿線各所には多くのアジサイが植えられ、「あじさい電車」と呼ばれています。そのアジサイが地中に根を巡らせることで土の流出を防いでいるといいます。しかし、1000ミリを超える雨に耐え切れず、地盤が崩落してしまったといいます。紅葉シーズンで人気の芦ノ湖では遊覧船の再開の見通しが立っていません。