ルクセンブルク戦で決めたループ弾に世界が注目 「エキスパートなチップキック」

 ポルトガル代表は現地時間11日、欧州選手権(EURO)2020予選第7節でルクセンブルク代表と対戦し、3-0の快勝を収めた。

 この日エースのFWクリスティアーノ・ロナウドが決めた華麗なループ弾の反響が「センセーショナルなループ」「エキスパートなチップキック」と世界で拡大している。

 グループBで首位に立つウクライナを追走する2位ポルトガルは、ホームにルクセンブルクを迎え、前半16分にMFベルナルド・シウバがゴール前のこぼれ球を押し込み幸先良く先制点を奪う。その後はチャンスを演出するも追加点が奪えない中で迎えた後半20分、絶対的エースが貫禄のゴラッソでスタジアムを沸かせる。

 守備陣でポゼッションを高めるルクセンブルクに対し、最終ラインにパスが渡った瞬間、ロナウドが猛スピードでプレッシングをかけ、インターセプトでボールを奪うと、一気にゴール前へと運ぶ。相手GKが前に出たことを確認すると、右足のチップキップで頭上に綺麗な弧を描くループシュートを流し込んだ。

 ロナウドの華麗な一撃の反響は世界で拡大している。ポルトガルメディア「O JOGO」は「センセーショナルなループ」と称えると、英メディア「プラネット・フットボール」は「エキスパートなチップキック」と表現している。

 ペルーメディア「depor.com」は「天才! 天才! 天才!」と見出しを打って報じ、「何度も何度も見たくなる」とロナウドのスーパーゴールを興奮気味に伝えていた。今年で34歳とキャリアの晩年を迎えているロナウドだが、依然としてトップクラスのフィニッシュで世界を魅了し続けている。(Football ZONE web編集部)