元イングランド代表リネカー氏がツイート「もし対戦相手なら笑いこらえるの大変」

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は2日、プールBのニュージーランドがカナダから今大会最多タイの9トライを奪い、63-0で圧勝。試合前には戦いの舞い「ハカ」を披露し、大分スタジアムは熱狂の渦に包まれ、大会公式ツイッターが紹介した動画は再生160万回を突破し反響を広げている。サッカーの元英代表FWでJ1名古屋でもプレー経験のあるゲーリー・リネカー氏は伝統の出陣に対してツイッターで嘲笑。心無い発言で炎上を招き、ツイートを削除する事態となっている。

 試合前の大分スタジアムがオールブラックスに酔いしれた。対戦相手のカナダに向かい、隊列を組んだ面々。一瞬の静寂が会場を包んだ。そして、リード役の掛け声とともに一糸乱れぬ動きを披露。胸や太ももを叩き、ド迫力の「カマテ」バージョンを披露した。屋外屋根に声が響き、一層、凄みが増していた。1分間の儀式が終了すると、スタンドから喝采が沸き起こった。

 大会公式ツイッターは61秒の動画とともに「ハカ! オールブラックスがパワフルなハカでカナダに挑戦状を突きつけると、観衆は歓声を上げた」と紹介。再生回数はひと晩で160万回を突破するなど、瞬く間に反響が広がっているが、意外な反応を示したのが、リネカー氏だった。自身のツイッターで「もし対戦相手なら、笑いをこらえるのが大変に違いない」と批判したのだ。

大会公式ツイッターもチクリ「彼らはW杯3度優勝しています」

 現在は英公共放送「BBC」の国民的サッカー番組でホスト役を務めるご意見番的存在のリネカー氏。しかし、ラグビーの母国から発信された礼を欠くツイートは瞬く間に炎上し、ファンからは「文化を理解していない」「恥を知れ」と批判の嵐が巻き起こった。W杯公式ツイッターも「彼らはW杯3度優勝しています。優勝1度でも素敵なのに」とチクリ……。W杯3度優勝のオールブラックスに対し、優勝1度の母国が皮肉られる結末となってしまった。

 英国でもサッカー界のレジェンドの見識が疑われた。元ミラー紙編集長で名物コラムニストのピアース・モーガン氏はツイッターで「ハカはスポーツ界で最も壮麗もので、ニュージーランドで多大な文化的な重要性を持つ。君がバカにするのはおかしい」と批判。あまりの反響の大きさから、嘲笑ツイートを慌てて削除したリネカー氏だったが、海外メディアも続々報道。世界的な祭典の盛り上がりに水を差すような形になってしまった。(THE ANSWER編集部)