【AFP=時事】イタリア中部シエナ(Siena)にある刑務所の看守15人が、チュニジア人受刑者1人を拷問した疑いで捜査を受けている。現地メディアが22日に報じた。

 同国の日刊紙レプブリカ(La Repubblica)によると、シエナの検察当局は、昨年、受刑者を殴打して屈辱を与えたとして、サンジミニャーノ(San Gimignano)刑務所の看守15人を起訴した。報道によると看守15人の起訴は、監視カメラの映像や他の受刑者らの目撃証言に基づいた。看守のうち4人は1か月にわたる捜査の結果、先週停職処分となった。

 受刑者らの人権保護団体「アンティゴーン(Antigone)」は、2017年に同国で拷問が違法と定められてから検察当局がこうした起訴を行ったのは初めてだとし、「虐待や暴力を見た者は、沈黙の壁を破らなければならない」と訴えた。

 中立系日刊紙コリエレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)によると、組合などはサンジミニャーノ刑務所が「危険」な状況にあるとして今年7月に警告していた。

【翻訳編集】AFPBB News