鳥取県の酪農専門の協同組合、大山乳業農協の主力商品「白バラ牛乳」のパックと同じ絵柄付きの雑貨が人気だ。

 絵柄は山や乳牛を描き、白いバラの花をあしらったもの。50年以上変えておらず、地元での知名度は高い。

 2016年に設立70周年を迎えた同農協が、牛乳パック柄のお年玉袋を関係者に配った。これが評判になったため、同じデザインの文房具やスマートフォンのケースなどを「白バラグッズ」と銘打って商品化している。これまでに、「白バラコーヒー」などのデザインを含む9種類を売り出した。

 県内の土産物店などで販売し、特に「子どもの頃、給食で飲んだ」と懐かしむ大人が関心を寄せている。昨年は約1500万円を売り上げた。同農協企画室の福井大介係長は「組合員の酪農家にも喜ばれている。品質とは違う牛乳の魅力を発信したい」と話す。(富永健太郎)