【AFP=時事】国際サッカー連盟(FIFA)は22日、イランに対して、女性たちが無条件にスタジアムでサッカー観戦することを認められるよう求める声明を発表した。女性のスタジアムでのスポーツ観戦が禁じられているイランでは、男装してスタジアムに入場しようとして逮捕された女性サッカーファンが焼身自殺する事件が起きており、FIFAの代表団は、今週末に女性のサッカー観戦問題を協議するためイランを訪れていた。

 FIFAは声明で「女性たちが自由にサッカーの試合会場に入場することは認められるべきだとする、明確かつ確固とした立場を取っているということを繰り返し強調してきた」と述べている。

 イスラム国家のイランでは1981年以降、男性的な雰囲気や半裸姿の男性たちがいる光景から女性を保護せねばならないとの理由で、スタジアムで女性らがサッカーなどを観戦することを禁じている。

 しかし今月初め、試合観戦のために男装してスタジアムへ入場しようとして逮捕されたサハル・ホダヤリ(Sahar Khodayari)さんが、首都テヘランの裁判所前で焼身自殺を図り死亡。ホダヤリさんは、ファンだったエステグラル・テヘランFC(Esteghlal Tehran FC)のチームカラーにちなんで、「ブルーガール(Blue girl)」と呼ばれている。

 イランではホダヤリさんの死をきっかけに、FIFAにイラン代表の国際大会出場を禁止するよう求め、ファンには観戦ボイコットを呼び掛ける声が、ネット上で高まっていた。

【翻訳編集】AFPBB News