中国メディア・今日頭条は19日、日本人のペットに対する考え方や、ペット関連サービスの周到さについて紹介する記事を掲載した。

 記事は、「日本ではペットと人間が仲良く暮らせるような環境づくりが行われている」としたうえで、まずペットの飼育や売買に関する責任や義務が法律で明確に定められていると紹介。例えばイヌの飼い主は毎年必ず狂犬病の予防接種を愛犬に受けさせ、「犬」ステッカーを玄関に張ることで近隣住民に周知することが義務付けられているとした。

 また、飼い主がペットの糞便や死体を遺棄した場合には廃棄物処理などの関連法律に基づき厳しく処罰されると説明。さらに、イヌを散歩させる際には随時糞便の処理ができるように水入りのボトルやトイレットペーパーなどを携帯することがマナーとして求められていると伝えた。

 さらに、ペット産業界では業界規模が拡大するとともに、関連のサービスやインフラもますます充実しつつあるとし、品ぞろえ豊富なペット用品店や、ペットの一時預かり所、24時間営業の動物病院などが少なからず存在すると紹介。スーパーなどの小売店にもペット用の食品や各種グッズが陳列されているほか、障害を持つペットや老齢のペットを受け入れる介護施設もあるとしている。

 このほか、旅行や食事、温泉などペットと飼い主が一緒に楽しめるサービスのほか、ペットと飼い主が一緒に入れるお墓までもが提供されていると紹介した。そして「日本のペットの飼い主にとって、ペットは単なる動物ではなく、重要な家族なのだ。彼らは、ペットがより良く暮らせるような環境を作ることを望んでいるのだ」と評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)