Twitterが2019年9月19日(木)に日本語版公式ブログで、「Twitterでの会話をより管理できるようになる」機能のテストを日本とアメリカで開始することを発表しました。この機能で、いわゆる「クソリプ」を自分のツイートから非表示にすることが可能となります。

Twitterでの会話をより管理できるようになります:日米で新機能のテストを開始

https://blog.twitter.com/ja_jp/topics/company/2019/more-control-over-your-conversations.html

リプライの非表示は、以下のムービーのようにたった2回のタップで行うことができます。





自分のツイートを見てみると、なにやら宣伝のようなリプライを発見。



そこで、宣伝リプライのドロップダウンアイコンをタップして……



「返信を非表示にする」をタップします。



すると、先ほどは表示されていた宣伝リプライが非表示になりました。



リプライはあくまで非表示になっただけで、削除されたわけではありません。ツイートの右下にあるボタンをタップすると……



非表示にされたリプライを見ることが可能。元のツイートをした人だけでなく、全てのユーザーも同様の操作で非表示になったツイートを見ることができます。



間違えて非表示にしてしまった時や、非表示にしたけど取り消したいという場合は、非表示にしたツイートのドロップダウンアイコンをタップして……



「返信の非表示を解除」をタップすれば元通りになります。



Twitterでは、かねてからこの機能をカナダでテストしてきましたが、今回の発表をもって日本及びアメリカのユーザーもこの機能が使えるようになったとのこと。

Twitterがリプライの中から不要なものを隠す「ツイートを隠す」機能をテスト中 - GIGAZINE



テストでは、リプライを非表示にする機能はもっぱら「無関係、攻撃的もしくは意味のわからない返信」を非表示にすることに使われていたとのこと。その結果、非表示機能はキーワードのミュート機能と同様に、ツイートから始まる一連の会話を管理するのに役立つことが確認されたとのことです。

また、非表示にされたことは相手にも分かりますが、ツイートを非表示にされたうちの約27%の人は、「相手とどのようにやり取りすべきか考え直す」と回答したとのことで、単に見たくないリプライを見えなくするだけでなく、建設的な会話を促す効果も認められたそう。自分のツイートを省みた人が30%未満だったというのはあまり多い数字ではないようにも思えますが、見方を変えればクソリプを送ってきた人の3割が建設的なリプライを送ってくれるようになることが期待できるということでもあります。

また、非表示にする際には相手のアカウントをブロックするかどうかの確認も表示されます。これよりトラブルを未然に防ぐのが簡単になるほか、明確な拒絶であるブロックとの違いを強調することで、誤解を与えることを回避する狙いもあるとみられます。

なお、アプリだけでなくPC版Twitterでも同様に非表示機能を使うことができます。



また、日本・アメリカ・カナダ以外ユーザーでも、ドロップダウンアイコンから非表示にされたリプライを見ることが可能だとのことです。