本田がテレビ番組で久保のマジョルカ移籍について言及、韓国メディアが関心

 日本代表MF久保建英は今夏、FC東京からスペインの名門レアル・マドリードへ完全移籍し、その後に同国1部マジョルカへの期限付き移籍が決まった。

 MF本田圭佑が日本のテレビ番組に出演し、久保の移籍に関して語ったコメントを受けて、韓国メディアが「素人のような選択だったのか」と報じている。

 レアルに移籍した久保は当初、カスティージャ(Bチーム/3部)でのプレーが見込まれていた。北米ツアーなどでトップチームに帯同して注目を集めていたなか、マジョルカへの1年間の期限付き移籍が決定。9月1日の第3節バレンシア戦で途中出場し、リーガデビューを果たした。

「久保建英の期限付き移籍を惜しんだ人がいる。日本代表の先輩である本田圭佑だ」

 そう報じたのは、韓国メディア「STARNEWS」だった。「久保はFC東京を離れ、レアル・マドリードへ移籍。プレシーズン中、ジネディーヌ・ジダン監督の寵愛を受けて1軍の選手たちとも走った」と伝えながらも、EU圏外選手枠の問題なども踏まえて移籍した経緯を説明している。

「ここまで悪くない動きに見える。マジョルカの久保は途中出場でプレー時間を確保している。アスレチック・ビルバオ戦ではPKを誘導した。キッカーが失敗したが、チームを助けるプレーでアピールした」

韓国メディアは久保の移籍に一定の評価を下すも…「ただし、本田はこれに懐疑的」

 マジョルカ移籍後の久保について、韓国メディアは一定の評価を下している一方、「ただし、本田はこれに懐疑的であった」と言及。日本のテレビ番組に出演した本田が久保の才能を高く評価した一方、カスティージャでもレアルに残留してほしいという思いを吐露していた。

 一般論として、3部のカスティージャより1部のマジョルカのほうが良いという意見に対して、本田は“素人の意見”という見解を示した。そんなコメントに韓国も関心を寄せ、久保の技術は上手いチームの中でこそ生きるという本田の意見を紹介している。

 記事では「久保のマジョルカ行き、素人のような選択だったのか」とファンに問いかけるようなタイトルをつけ、“本田節”を伝えていた。(Football ZONE web編集部)