圧倒的と呼ぶには程遠いパフォーマンスに非難が相次いでいる。レアル・マドリーの守護神ティボー・クルトワだ。

 マドリー加入2年目を迎えたベルギー代表GKは、ここまで開幕から公式戦5試合で9失点と低調なパフォーマンスに終始。現地時間9月18日に行なわれたパリ・サンジェルマンとのチャンピオンズ・リーグのグループステージ初戦では、ディ・マリアの正面のシュートを弾いてゴールを献上し、0-3で敗れたチームで戦犯扱いされている。

 英紙『The Sun』によれば、SNSには次のようなコメントが相次いでいるという。

「金の無駄だ」
「2015年にクルトワに大金を払うのは浪費だと言ったら、『狂っているのか?』と言われただろうが、今はどうだ?」
「全くの別人だ」
「全盛期はとっくに過ぎた」
「集中力を明らかに欠いている」

 さらにマドリーの贔屓紙としても知られている『Marca』は、「マドリーは世界最高のGKと契約を結んだはずだったが、クルトワはそれを証明できていない」とし、次のような辛辣な評価を記した。

「パリで悪かったのはクルトワだけではなかったが、彼も含まれる。目立ったミスが多いわけではなかったが、ディ・マリアのシュートは止められた。だが、彼はそれをせず、マドリーを救えなかった。自信と安定感を失っているクルトワは、壊れそうに見えた」

 記事は、クルトワが過去40試合で57失点を喫していることにも触れ、「誰の目も欺けない議論の対象となるデータがある。これを見る限り、マドリーのナバス放出に疑問符がつく」と紹介。そのうえで、3万人以上の読者が投票した「クルトワのパフォーマンスへの評価」という独自のアンケートの結果を付け加えた。

「抜群」…4パーセント
「驚異的」…2パーセント
「いいね」…5パーセント
「及第点」…13パーセント
「スリラー」…76パーセント

 散々な評価を受けてしまっているクルトワは、かつて絶対的な守護神として君臨したチェルシー時代の輝きを取り戻すことはできるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部