消費増税の開始予定を10月に控え、外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が、全国に住む20歳〜59歳の男女を対象に「消費増税前に食べておきたいもの」を調査。そのランキング結果を発表しました(有効回答数1032人、3個まで複数回答可)。

結果は1位「焼肉・ステーキ」(52.6%)、2位「すし」(44.9%)となり、同機関が今年4月に「平成最後に食べたいもの」を調査した際の1位「すし」、2位「焼肉」という結果から逆転。

3位は「食べておきたいものはない」(33.7%)という回答がランクイン。消費増税に左右されないという層も一定数いるようですが、残りの66.3%が“増税前に何らか食べておきたいものがある”と考えると、増税直前の9月末は駆け込み外食が盛り上がるかもしれません。

トップ10までの結果は以下の通り。

1位:焼肉・ステーキ(52.6%)
2位:すし(44.9%)
3位:食べておきたいものはない(33.7%)
4位:うなぎ(16.7%)
5位:カニ(8.0%)
6位:フレンチ(6.4%)
7位:すき焼き(6.3%)
8位:ふぐ(2.8%)
9位:フォアグラ(1.0%)
9位:その他(1.0%)

ホットペッパーグルメ外食総研の上席研究員・有木真理さんは、「増税を控え、8%と10%という2%の差に対し、“高額なものは値上がり前に食べておきたい”という消費者が多い結果となりました。一方、外食産業では、テイクアウトやデリバリーに参入する動きが活発です。外食のおいしさを自宅などでも味わえるポータブルなグルメを“ポータグルメ”と呼んでいます。消費増税後は“ポータグルメ”の選択肢が増えると予想します」と、消費増税後のトレンドを予測しています。

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