演出・脚本は西田大輔
(C)アイディアファクトリー・デザインファクトリー/ミュージカル 『 薄桜鬼 』 製作委員会

ミュージカル「薄桜鬼」シリーズが新章「薄桜鬼 真改」に突入し、新作公演「『薄桜鬼 真改』相馬主計(そうまかずえ)篇」が、2020年4月から東京と大阪で上演されることが決定した。

12年にスタートしたミュージカル「薄桜鬼」は、シリーズ累計100万本を超える人気恋愛アドベンチャーゲームが原作で、ミュージカル公演のほか、ライブコンサート形式の「HAKU-MYU LIVE」なども展開されている。18年には演出に西田大輔を迎えた新シリーズ「薄桜鬼 志譚」が発表され、「志譚 土方歳三篇」「志譚 風間千景篇」が上演された。

新作公演「『薄桜鬼 真改』相馬主計篇」は、原作ゲーム第1作のリメイク版「薄桜鬼 真改」がもとになっており、西田が演出・脚本を担当。西田は、「『元号が変わった――明治という時代が始まった』。薄桜鬼の世界のなかで、千鶴が語った言葉のように、『令和』という時代が始まりました。長く守り続け、愛されてきたものを一度置く、という行為は、とても勇気がいるものだと思います。ですがその代わりに、新しいものを創る時は、それに負けないエネルギーを産むような気がするのです。長く、舞台のジャンルでも愛されてきた『薄桜鬼』だからこそ、一度。もう一度、このゲームから始まった世界を、考え直し、一から真摯に創ってみたいと、心から思っています」と今作にかける思いを明かしている。

また、原作ゲームシリーズの総合プロデューサーである藤澤経清氏は「ついに『薄桜鬼 真改』のキャラもミュージカルになるのか、とうれしい気持ちが込み上がりました」とよろこびを述べ、「相馬主計は『薄桜鬼 真改』で新キャラを追加する時に、真っ先に決まったキャラです。新選組への入隊は他のキャラより遅いのですが、史実では土方歳三と共に箱館まで行き、新選組最後の局長として戦の最後を迎えたと言われています。新選組と主人公を最後まで見届ける役割を持った相馬主計の物語を、ぜひミュージカルで楽しんでいただければと思います」と話している。