【ソウル聯合ニュース】世論調査会社の韓国ギャラップが23日に発表した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は、2週間前に比べ2ポイント下がった45%だった。不支持率は6ポイント上昇の49%で、支持率を上回った。

 調査は20〜22日に全国の有権者1002人を対象に実施された。韓国ギャラップの調査で文大統領の不支持率が支持率を上回ったのは今年5月第3週(支持44%、不支持47%)以来となる。

 支持する理由は「外交をよくやっている」(31%)、「最善を尽くしている」(10%)、「北との関係改善」(10%)などが、不支持の理由は「経済・国民生活問題の解決が不十分」(28%)、「北との関係に重点を置いている」(12%)、「人事問題」(9%)などが挙がった。

 韓国ギャラップは、文大統領が法務部長官候補に指名したチョ国(チョ・グク)前青瓦台(大統領府)民情首席秘書官を巡る疑惑が文大統領の支持率にも影響を与えたとの見方を示した。

 政党支持率は与党「共に民主党」が41%で2週間前と変わらなかった。最大野党「自由韓国党」は3ポイント上昇の21%だった。「正義党」は7%、「正しい未来党」は6%、「民主平和党」は1%。