ハイテクなキャビン アナログ時計維持

ポルシェは同社初の市販EVであるタイカンが来月フランクフルト・モーターショーでデビューするのを前に、そのインテリアを公開した。

テスラ・モデルSをライバルとするこのクルマは、ポルシェのデザインとテクノロジーを新たな次元で採用している。ドライバー前方に配置された16.8インチの曲面ディスプレイを基本とした4つのディスプレイで構成される。ポルシェが完全にデジタルのメーターパネルを採用するのは初めてだ。

ポルシェ・タイカン(インテリア)

右側には10.9インチのインフォテインメントシステムが搭載され、ナビゲーション、音楽、そしてコネクティビティを司る。さらにその右側には、助手席向けに同サイズのスクリーンがオプションで用意される。走りに関わる機能は操作できないが、ナビやマルチメディアの設定が可能だ。

そして最後はセンターコンソール上の8.4インチのディスプレイだ。タッチ式トラックパッドでの操作も可能となっている。上部のスクリーンとは異なり、この画面では触覚によるフィードバックも与えられているとのことだ。

テスラには以前から採用されてきたオーバー・ジ・エアのアップデートも可能となった。アップル・ミュージックが6カ月間にわたり無料で使用できるほか、カープレイも搭載する。ただしアンドロイド・オートは使用不可だ。デジタル化されたキャビンではあるが、特徴的なダッシュボード上のアナログ時計は残されている。