マジョルカに期限付き移籍した日本代表MF久保建英は、古巣レアル・マドリーとの試合に出場可能となるようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。

 マジョルカは22日、レアルから久保が期限付き移籍で加入することを発表した。契約期間は2020年6月30日まで。今回の移籍を報じた同紙は「この日本人選手の契約には“恐怖条項”が含まれないため、レアル・マドリーと対戦する可能性がある」とレポートした。

 レアルはこれまで、期限付き移籍させた選手が自チームとの対戦時に出場できないという制限を設けていたが、スペイン『アス』によると法的な理由で取り除いたという。

 これによって久保をはじめ、ソシエダのMFマルティン・エーデゴーア、バリャドリーのGKアンドリー・ルニン、DFハビ・サンチェス、MFホルヘ・デ・フルトス、セビージャのDFセルヒオ・レギロン、レバンテのFWボルハ・マジョラル、レガネスのMFオスカル・ロドリゲスなどもレアル戦に出場可能となった。

 レアルは2002-03シーズン、当時ラシンにレンタルしていたペドロ・ムニティス氏にゴールを献上し、0-2で敗戦。同紙はこの試合を引き合いに出し、「マドリーはすでに、このテーマでネガティブな経験をしている。今年、再び苦しむことになるかもしれない」と伝えている。

 なお、マジョルカとレアルの今季最初の対戦は、10月20日にホームで行われるリーガ・エスパニョーラ第9節。2戦目は来年4月12日にアウェーで開催される第31節となっている。