フランクフルトは22日、ヨーロッパリーグ(EL)予選プレーオフ1stレグでストラスブールとアウェイで対戦し、0-1で敗戦した。フランクフルトのMF長谷部誠とMF鎌田大地はフル出場、ストラスブールのGK川島永嗣はベンチ外となった。

予選3回戦でリヒテンシュタインのファドゥーツに2戦合計6-0と快勝したフランクフルトは、18日に行われたブンデスリーガ開幕戦のホッフェンハイム戦からスタメンを1人変更。コールに代えてルーカス・トロが先発。長谷部は3バックの中央、鎌田は2トップの一角で先発に名を連ねた。

地力に勝るフランクフルトが立ち上がりからボールを支配する中、先に決定機を迎えたのはストラスブール。12分、スルーパスで相手DFの裏に抜け出したライナールがボックス左からシュートを放ったが、これはゴール左に外れた。

反撃に出たいフランクフルトだが、33分にセットプレーから再びピンチ。左CKの場面でキッカーのライナールがニアに入れたボールを混戦の中で最後はゴール前のゾヒに押し込まれた。

1点のビハインドで後半を迎えたフランクフルトは、レビッチとガシノビッチを下げてローデとパシエンシアの2枚替えを敢行。すると開始早々の46分、スルーパスでボックス右深くまで抜け出したダ・コスタの折り返しから鎌田が決定機を迎えたが、シュートはGKセルスの正面に飛んでしまう。

さらに51分にも、ボックス左から侵入した鎌田がカットインから右足を振り抜いたが、これは相手DFのブロックに阻まれた。

膠着状態が続く中、フランクフルトは78分にジェルソン・フェルナンデスを下げてコールを投入。85分、左クロスをボックス中央のパシエンシアが胸トラップから反転ボレーで狙ったが、これはゴール右に大きく外れた。

結局、フランクフルトは最後まで追いつくことができず0-1で敗戦した。なお、本戦進出を懸けたフランクフルトホームの2ndレグは、29日に行われる。

その他の日本人所属クラブでは、FW久保裕也の所属するヘントが、ホームでクロアチアのリエカと対戦し、2-1で勝利。久保は89分からプレーした。また、FW浅野拓磨が所属するパルチザンは、ホームでノルウェーのモルデと対戦し、2-1で勝利。浅野は62分からプレーした。DF菅原由勢の所属するAZは、MF三好康児が移籍したアントワープとホームで対戦し、1-1の引き分けに終わった。菅原は69分からプレー、三好はベンチ外となった。