Appleが大手金融グループのゴールドマン・サックスと協業して送り出す、iPhoneユーザー向けの独自クレジットカード「Apple Card」が、2019年8月20日にアメリカでついにリリースされました。Apple Cardはチタン製という点を除けばごく普通のクレジットカードと同じような見た目をしているのですが、推奨される取り扱い方法が「あまりにも繊細過ぎる」ということで話題を呼んでいます。

Apple Shares Details on Cleaning and Protecting Your Apple Card in New Support Document - MacRumors

https://www.macrumors.com/2019/08/21/apple-card-cleaning-instructions/

Apple warns you may permanently discolor your Apple Card if it’s stored in leather - The Verge

https://www.theverge.com/tldr/2019/8/21/20827303/apple-card-titanium-goldman-sachs-iphone-users-cleaning-warning-discoloration

Apple warns against storing the Apple Card in leather and denim | TechCrunch

https://techcrunch.com/2019/08/21/how-to-protect-and-clean-your-apple-card/

AppleはApple Cardのリリースに合わせて、サポートページ上に「どうやってApple Cardをきれいにするか」というカードの取り扱い方法に関するページを開設しました。このページによると、Apple Cardは革の財布やデニムのポケットにしまっていると、色移りが起り「洗い流しできない恒久的な変色の原因となる」と記されています。

How to clean your Apple Card - Apple Support

https://support.apple.com/en-us/HT210399

Apple Cardはチタン製のカードで、表面にはユーザー名とAppleのロゴがレーザー刻印されているだけの非常にシンプルなデザインです。チタンの上に多層コーティングを行うことで、カード表面の美しい白色の仕上がりが実現しているとのこと。カード自体はチタン製であるため、硬い表面や素材に接触すると表面のコーティングが損傷する可能性があるとAppleは警告しています。

Appleはカードをきれいな状態で保つためのクリーニング方法として、以下を挙げています。なお、家庭用洗剤やエアブラシ、エアゾールスプレー、溶剤、アンモニア、研磨剤の使用は厳禁としています。

1:柔らかな糸くずの出ないマイクロファイバークロスを少し湿らせ、カードをそっと拭く。

2:イソプロピルアルコールでマイクロファイバークロスを湿らせて、カードをそっと拭く。

加えて、「革やデニムなどの一部の生地は、洗い落とすことができない恒久的に残る変色を引き起こす可能性があります」とのこと。

そんな繊細なApple Cardを安全に保管・持ち運ぶための注意点としては、「柔らかい素材で作られた財布・ポケット・バッグに保管する」「別のクレジットカードに触れることがないように財布のポケットにしまう。2枚のクレジットカードを重ねて同じポケットにしまうと、カードに傷がつく可能性がある」「チタン製のApple Cardを磁石の近くに置いたり保管したりしないでください。Apple Cardを財布やバッグの磁気ラッチの近くに置くと、カードの磁気ストライプが消磁する可能性があります」「Apple Cardを鍵などの研磨性のあるものが入ったポケットやバッグに入れないでください」が挙げられています。

これについて海外メディアのThe Vergeは、「ほとんどすべての人がクレジットカードをそれほど丁寧に扱っておらず、変色を避けるためだけに革の財布控えるというのはあまりに過度な扱いに聞こえる」と指摘。ただし、そういった難点を抱えていたとしても、Apple Payを使用できない店舗でもカード番号が書かれていないApple Cardを用いたセキュアな支払いが可能な点や、3%のキャッシュバックという素晴らしい利点があるとしています。

とはいえ、他のカードとくっつけたり革の財布に入れられないということを知った時の驚きは大きかったとしており、唯一の解決策は「Apple Card専用ケースの登場だ」と推測しています。