今年はGWに始まり、お盆休みなど大型連休が多い年。普段忙しく働いている真面目女子にとっては、休み明けの出勤日は“働きたくないなあ”と少し憂鬱な気分になってしまいがち。誰だって、仕事を休んでしまいたい……という気分になる時はありますが、出社した際の職場の雰囲気がよいと仕事へのモチベーションも上がり、スムーズに通常業務に戻れますよね。休み明けだからこそ見えてくる、今の職場に対する満足度についてデータを基に考えてみましょう。

休み明けの通勤電車って、憂鬱ですよね…。それでも行きたくなるような職場ってどこにあるのでしょうか??

ズバリ、今の職場に満足していますか?働くみんなの本音がチラリ

株式会社イー・クオーレは、現在の職場環境についての満足度を把握するため「職場環境に関する意識調査」を実施しました。同調査では、「今の職場に満足しているか?」という質問に対して、「満足していない」が28.1パーセントという結果になりました。約3割もの人たちが、職場に何かしらの不満を抱えているようです。

意外とみんな、満足はしていない様子。

さらに同調査では、新卒採用の場合は29.7%、中途採用の場合は27.2%と、わずかながら新卒の方が満足度が低い結果になりました。ほかの職場を知らない分、隣の芝生が青く見えるのでしょうか?新卒の場合は、テレビやメディアなどに登場するキラキラとしたIT企業や、大手の有名企業などと比べているのかもしれません。

でも思いのほか、職場に満足していないと感じる人がいるようです。

今の職場で働き続けたいと考えている人は全体の19.8%!

「今の職場で働き続けたいか」という質問に対して、「働き続けたいと思わない」という回答は全体の19.8%。これを多いと見るのか、意外と少ないと感じるかは難しいかもしれませんが、もしかしたら楽しそうに仕事をしている同僚の中にも「転職を考えている」人が潜んでいるのかもしれません。

終身雇用は崩壊したと言われていますが、半数近くが「今の職場で働き続けたい」と思っているようです。勤続7〜9年目のアラサー世代は、ちょうど今後の人生を考えて転職を意識する年齢なのか、「働き続けたい」率は低くなっています。

「働き続けたいと思わない」と考えている人の中で、勤続年数別に見たところ、勤続3年以下が25.1%、勤続4〜6年が23.5%、勤続7〜9年が23.8%とあまり差がないですが、「どちらともいえない」という回答まで含むと、勤続7〜9年の満足度が一番低く、働き続けたい意欲が下がっていると言えます。下を見ると若手が、上を見るとベテラン社員とちょうど挟まれた世代で、会社自体の構造も見えてくるのがこの時期なので、自分のライフプランなども含めて軌道修正するなら今と思っているのかもしれません。

さらに詳しく見ていくと、「働き続けたいと思わない理由」のランキング1位は、給料・福利厚⽣、2位は評価が公平でない・これ以上の成⻑が⾒込めない、4位は会社に将来性がないと続いていきます。

やはり、給与が高いと仕事のモチベーションも上がっていくようです。また評価に関しても、正当な評価を受けられないというジレンマを多くの会社員が抱えているようです。

アラサー堅実女子と同じような、勤続7〜9年目になる会社員のアンケート結果の中には、

「給料のわりに仕事内容がきつく感じる」(男性30代)
「役職が新卒2〜3年目とキャリアが浅く、自分がフォローするため、待遇と業務量が合わない」(女性30代)
「仕事内容が多すぎて、持ち帰り仕事もあるので大変」(女性20代)

というような、仕事の責任や業務量は多いのに、評価や給与に反映されていないという悩みが多いようです。

休み中に今後のことを考えて、転職などの道を選ぶようになる人は少なくはありません。日々忙しく働いていると先送りしがちな問題ですが、職場環境やライフプランの改善のために、あなたはどう動きますか?

【調査概要】
調査主体:株式会社イー・クオーレ
調査期間:2019年6⽉12⽇(⽔)〜 2019年6⽉14⽇(⾦)
調査対象:全国の有識者800名