【AFP=時事】米富豪ジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Epstein)被告が少女らに対し性的虐待を働いていたとされる問題で、2010年に同被告の自宅を訪れたアンドルー英王子(Prince Andrew)を映したとされる映像が公開されたことを受け、アンドルー王子は同被告をめぐる性的虐待疑惑について「驚愕(きょうがく)している」と表明した。

 英PA通信が18日に報じたところによると、英王室は声明で、「ヨーク公(アンドルー王子)はエプスタイン被告の犯罪疑惑をめぐる最近の報道に驚愕している」「殿下はいかなる人間の搾取も強く非難しており、彼がそのような行為を容赦・奨励したり、行為に参加したりしたと示唆するのは忌まわしいことだ」と表明した。

 英大衆紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)が公開した映像は、2010年、ニューヨークにあるエプスタイン被告のマンションを去る女性に手を振るアンドルー王子を映したものとされる。

 エプスタイン被告は今月10日、マンハッタン(Manhattan)の勾留施設で死亡した状態で発見された。過去にも少女に対する性的虐待で有罪判決を受けていた同被告は、性的搾取を目的とする未成年者の人身取引の罪と、性的搾取を目的とする未成年者の人身取引を共謀した罪の2件で新たに起訴され、同施設で裁判の開始を待っていた。検視結果によると、死因は首つり自殺だった。

 エプスタイン被告は長年にわたり、大統領就任前のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏やビル・クリントン(Bill Clinton)元大統領を含む政治家や資産家、著名人と親しい関係にあった。エプスタイン被告の被害者の一人とされるバージニア・ジュフリー(Virginia Giuffre)さんは2016年、未成年だったときにアンドルー王子と性行為をしたと証言。英王室はこの疑惑について、繰り返し強く否定してきた。

【翻訳編集】AFPBB News