歌手・三浦大知が16日、Bunkamuraオーチャードホールで開演した音楽会「『蜜蜂と遠雷』リーディング・オーケストラコンサート 〜ひかりを聴け〜」において、囲み取材に応じた。

この公演は、直木賞や本屋大賞を受賞した恩田陸原作の『蜜蜂と遠雷』におけるコンサートシリーズの第三弾(過去の第一弾=2018年1月、第二弾=2019年5月に開催)。若きソリスト(音楽家)たちが奏でる歌と言葉、そして演奏をまるで旋律のように組み合わせた、新しい形の音楽会だ。

千住明氏が音楽監督・オーケストラ演奏の指揮を務め、三浦のほか、家入レオ松下優也中村中、木村優一らアーティストたちが、ピアニスト川田健太郎、西本夏生と東京フィルハーモニー交響楽団とによる演奏とコラボしながら、歌声を響かせる。

公演初日を迎えた三浦に、オーケストラ演奏とのコラボについて尋ねてみると「心強いですね」と実感を伝え「これまでバンドの皆さん、ダンサーの方々とパフォーマンスをしてきた経験があるのですが、千住さんが指揮するオーケストラの方々を背中に感じながら歌っていると、後ろから音の波が、本当に全身を押してくれるのです」と表現。そのためか「音のパワーが前に進む感じがします。皆さんの音の波にパワーをもらいながら漕いでいく感覚があります」と力説した。

囲み取材に応じたのは、三浦のほか、千住氏、家入レオ、松下優也、中村中、木村優一、ストーリーテラーを務める湖月わたると黒田こらんの面々。

(後列左から)湖月わたる、木村優一、黒田こらん
(前列左から)松下優也、三浦大知、千住明氏、家入レオ、中村中


千住氏が最後に「育った環境が異なり、音楽のジャンルが違う人たちなのに、一つになれた。どうか、皆さま、新たな挑戦を見て欲しい。真剣勝負の4ステージです」とアピールしていた。

▼ 千住明氏、家入レオ