イベントに出席した八村と小中学生たち

15日、都内で「『NBA 2K20』日本オフィシャルアンバサダー発表会」が行なわれ、NBAワシントン・ウィザーズの八村塁(はちむら・るい)が出席。ゲーム内で自身のキャラクターが登場すると喜びを露わにした。

1998年のシリーズ第一弾から20周年を迎える『NBA 2K20』は、NBA公認のバスケットボールゲーム。全世界にファンも多く、シリーズ累計売上9000万本を突破。現役のNBA選手たちも試合のシミュレーションとしてプレイするほどの人気作だ。


ゲーム内で再現された自分を見て喜ぶ八村

最新作では八村もウィザーズのメンバーとして出演。幼い頃から同シリーズをプレイしていた八村は、アンバサダー就任に「チームメイトとも『いつかゲームに出たりするのかな?』と話をしていたので、ドラフトに選ばれた時と同じくらいうれしい」と語った。

同ゲームでは3Dスキャンを使用し、選手の動きや表情などを忠実に再現。八村は撮影時の様子を「これ、バスケ関係あんのかな?って顔も撮った」と振り返ったが、この日初めてキャラクター化した自身の映像を見ると「最高ですね! 髪型やシューズまで再現されていて。今すぐプレイしたい」と大喜び。


ゲーム内では敵である自分のキャラに点を入れられるも喜ぶ八村

そして実際にプレイすることになったが、その相手は中学生。しかし、予選を勝ち抜いたというだけあって八村に「今日は勝ちに来ました」と堂々宣言。八村がロサンゼルス・クリッパーズを、中学生は八村が所属するウィザーズを選び、試合が始まると序盤から交互に点を取り合う接戦に。前のめりになって本気のプレイをする八村からは「マジか〜」と漏れるほどだ。

中盤からは八村のキャラクターが出場し、シュートを決めると敵であるはずの本物の八村も腕を上げアピール。結果は23−18と八村の惜敗だったが、「自分自身にダンクを決められたときはとても感動しました」と、笑顔だった。


子供たちへ八村からレクチャーする場面も

また子供たちから質問を受けるコーナーでは、「クロスオーバーに見せかけたワンハンドでのインアンドアウトをよく使いますね!」と"必殺技"を実演。「とにかくいいと思った技はとにかく練習する」と話していた八村は、さっそく「はい、やってみよう」と自身の必殺技を覚えさせ、面倒見の良さを垣間見せていた。

NBA選手として、そして日本代表としてこれからのバスケ界をけん引していくであろう八村。この日は、子供たちを前に「僕も実際にやっていましたが『2K20』で見た技を実戦で使ってみると上達が早くなると思います」とアドバイス。

そして「日本代表として世界で戦っていますが、日本にバスケブームが来ていると思います。一丸となってバスケを盛り上げていけたらいいなと思います」と意気込みを明かした。

取材・文/鯨井隆正