ソニーのコンパクトデジタルカメラ「RX」シリーズは、カメラ好きならば誰もが知る人気モデルです。

特にRX100は、現在7代目となる「RX100 VII」が発売されました。
RXシリーズは、現在でも初代モデルが購入できるため、初代から7代目の最新モデルまで併売されるという珍しい状況が生まれています。

このRXシリーズの中には、ひときわ個性的なモデルとして「RX0」があります。
RX0は、一見するとアクションカムGoProのような掌(てのひら)サイズのデジタルカメラなのです。

掌サイズでありながら、
・1インチセンサー
・RXシリーズの画像処理エンジン
・Zeissブランドの24mm F4単焦点レンズ
これらの高品位な撮影パーツにより、見た目の大きさからは想像できないほどの高画質な写真撮影が可能なのです。

掌にすっぽりと収まるスナップカメラとしては、まさに最強のモデルと言えます。

このRX0も、後継機種RX0 IIがリリースされています。
小さな筐体のコンセプトはそのままで、大きくバージョンアップされました。
・背面液晶がティルト型に変更され、自撮りもできる
・近接撮影の機能もアップ
・動画の撮影時での手触れ補正にも対応
こうした撮影機能の強化でスナップ撮影だけでなく、自撮りを多用するYouTube動画なども撮りやすくなっています。さらに4K動画の撮影までできます。

RX0 IIを、写真で紹介しましょう。


RX0 II(フィルターアダプターキットを装着)。サイズ59.0x40.5x35.0mm、重さ約132g(バッテリーNP-BJ1、microSDメモリーカードを含む)。



ティルト型ディスプレイ。1.5インチディスプレイ、角度調節は、上に約180度、下に約90度可能。



レンズはZEISS テッサー T*レンズで絞りF4固定、最短撮影距離は20cm。



ソニーRXシリーズのメニューを搭載。センサーは1.0インチExmor RS CMOSセンサー、総画素数約2100万画素。画像処理エンジンBIONZ X。

次に作例を紹介します。
RX0 II、片手で撮影が可能なので、持ちやすくするためハンドストラップを付けました。
こうした昔ながらのコンパクトカメラスタイルで、二日間にわたり尾瀬で長い距離を歩きながらスナップ撮影をしてみましたが、まったく負担になりませんでした。


風景写真例。F4、1/4000、ISO125。




近接撮影例。F4、1/1600、ISO125。


街中のスナップでは、小型であるメリットを生かして、常に手にRX0 IIを持っていることができます。このため、シャッターチャンスを逃さずに写真が撮れます。
夜間の撮影でも、ノイズが少ない写真が撮影できました。


縦撮影例。F4、1/500、ISO125。



夜間撮影例。F4、1/50、ISO2000。


スマートフォンのカメラ機能が充実したことで、コンパクトデジタルカメラのニーズが減少、市場は限りなく小さくなっています。

そのため、現在のコンパクトデジカメには、従来のコンパクトデジタルカメラにない新しい付加価値が求められています。

RX0 IIは、個性的なフォルムと高級機なみの高画質により、独自の負荷価値を生み出しており、新しいカメラスタイルを提案しているアグレッシブなモデルです。
カメラ好きな方には、ぜひ手に取って、使ってほしいカメラなのです。


執筆 伊藤浩一