○ DeNA 10 − 6 中日 ●

<17回戦・横浜>

 打線が爆発したDeNAが勝利。上位チームが揃って勝利したため、2位キープとなった。

 DeNAは初回に2点を先制されるが、その裏に、正三塁手・宮崎敏郎の離脱により5年ぶりにサードでの先発出場となった、2番・筒香嘉智の第20号ソロですぐさま1点を返す。

 その後は両チームが1点ずつ取り合うと、DeNAは1点ビハインドで迎えた5回、7番・嶺井博希の死球、ドラ2ルーキー・伊藤裕季也のプロ初安打となる二塁打、9番・大和の四球で無死満塁のチャンスを作る。続く1番・神里和毅のタイムリー内野安打でまず同点。満塁の好機は続き、この日、本塁打を打っている筒香に打席が回る。筒香は中日先発・ロメロの外角高めの直球を叩き、左翼席最前列に飛び込む勝ち越し満塁弾を放った。DeNAはこの回、一挙5得点で逆転に成功した。

 筒香は、6回にも中日の2番手・木下雄介から中前に抜ける2点タイムリーを放つなど、この試合は4打数3安打7打点・2HRの大暴れだった。

 DeNAは7回に相手の暴投で1点を奪い、10−3とリードを広げる。8回、9回と中日に点差は詰められるも、10−6で勝利。先発・平良拳太郎が5回3失点で5勝目を挙げた。打線では筒香のほかに、ソト、ロペスが猛打賞の活躍。伊藤裕がプロ初安打を含む2本の二塁打を放ち、奮闘した。

 中日は先発ロメロが5回途中7失点と誤算。終盤に遠藤一星の一発などで追い上げるも、中盤の大量失点が響いた形となった。