火曜夜にFCシャルケ04では、名誉評議会が数時間に渡る話し合いを行い、クラブ公式ページを通じて、クレメンス・テニース相談役会会長に対する決断を報告。しばらくの間、休養に入ることが明らかとなった。

 「クレメンス・テニース相談役会会長は、人種差別を行なったとして厳しい批判を受けていますが、評議会では数時間に及ぶ話し合いの結果、人種差別ではなかったと判断しました」とのことで、ただ「特に相談役会会長という立場では、クラブの規約にある差別に関する禁止条項に違反している」と判断。「クレメンス・テニース氏はその違反を認めて、後悔の念を示していました」と言葉を続けている。

 その結果、シャルケは「相談役会会長としての職務から、3ヶ月に渡って一時的に休養に入るようにいたします。それから再び職務へと復帰します。名誉評議会としては、クレメンス・テニース氏が示した姿勢を好意的に受け取っており、説明の内容についても理解を示すものです」と発表した。

 クレメンス・テニース氏はパダーボルンで行われたイベント、『クラフトマンシップ・デー』にてスピーチを行った際に、気温の上昇への対策のための増税を批判し、それならば毎年20の発電所をアフリカに作るべきとの考えを展開。「そうすればアフリカ人は木の伐採を止め、そして暗くなったからといって子作りに励むことも辞めるだろう」と語っていた。