ポケモン(東京都港区)はスマートフォン用アプリゲーム「ポケモンスクランブルSP(以下、ポケスク)」のiOS版を2019年7月23日に配信開始した。基本プレイ無料で、Android版は5月22日に配信されている。

ポケスクiOS版ローンチ前の7月某日、同作のPR部隊「チームポケスク」とピカチュウがJ-CASTトレンド編集部を訪問。3匹の強敵ポケモンを60秒以内に倒す「Pラッシュ」で記者に「勝負をしかけてきた!」。

ピカチュウの応援を受け、初代ポケモンたちといざ勝負!

「さて、突然だけど今日はゲームに挑戦してもらうよ」――。こう記された挑戦状を差し出してきたのは、ポケモン・アプリ事業部の高木俊輔さん。勝つとごほうびがもらえるそうだ! すかさず受けて立つと応じると、ポケスク未経験の記者に操作方法を説明してくれた。

本作は任意のポケモンと共に、スマホ画面に大量発生する敵ポケモンを指でタップして倒していくアクションゲームだ。ポケモンをやっつけていくと、「お助けポケモン」を呼び出して超強力な攻撃を繰り出せる「ミラーゲージ」が溜まっていく。基本は通常攻撃をしつつ、ゲージが満タンになったらミラー技を出せばよい。

ポケスクの通常ステージは、プレイヤーが調査を依頼された「未知の島」だが、Pラッシュでは特別なバトルエリアで「ぬし」と呼ばれる、通常より強いポケモンと戦う。今回記者の前に立ちはだかったのはピジョット、ギャラドス、リザードン。ゲームボーイ用ロールプレイングゲーム「ポケットモンスター 赤・緑」から登場している、初代ポケモンたちだ。

自分が操作できるポケモンは1匹だけだが、好きな時に他のポケモンと交代させられる。記者がまず選んだのはピカチュウだ。「キミに決めた!」とスマホに向けて叫ぶと、隣で見守ってくれていたピカチュウが嬉しそうに飛び跳ねた。雷の攻撃が得意なピカチュウは、属性の関係上ピジョットとギャラドスに対して有利に戦える。通常攻撃とミラー技を織り交ぜ、この2匹は計40秒ほどで倒した。

残るリザードンが現れた時点で、自分もピカチュウから、「ほのお」タイプの弱点をつけるギャラドスに交代。勝てばごほうびがもらえる――欲に任せ、指がつりそうになるほど夢中で画面をタップした。ピカチュウもすぐ横で一生懸命に手足を振り、応援してくれたが、あと少しというところで時間切れ。5秒、いや3秒あれば倒せたのに...。本気で悔しがる記者の肩を、ピカチュウが優しく叩いて慰めてくれた。ありがとう、ピカチュウ。

ごほうびはもらえないが楽しかった。涙を拭う記者の手に、高木さんは「おすわりピカチュウ」ぬいぐるみを置いてにこやかにこう言った。

「iOS版のポケスクが配信されるまで、そのピカチュウと一緒に待っていてくださいね」