23日に行われる「楽天カップ」で激突するバルセロナとチェルシー。
奇しくもユニフォームのスポンサーはバルセロナが「楽天」で、チェルシーが「ヨコハマタイヤ」と、どちらも日本企業だ。
90年代や00年代初頭は、どちらもスポンサーが日本企業というビッグクラブ同士の試合がいくつか存在したが、近年はすっかり見かけなくなった。それだけに今回のバルセロナvsチェルシーは、かつての時代を再現するかのようで何とも感慨深い。
そこで今回は、日本企業スポンサーのかっこいいユニフォームをいくつかご紹介しよう。
チェルシー 2019-20 Nike アウェイ
まずは発表されたばかりの、チェルシーのアウェイキット。先日の川崎フロンターレ戦でお披露目となった一着だ。
ロンドン発祥のカルチャー「MODS(モッズ)」にインスパイアされたデザインは、シンプルでお洒落。ポロ襟のスタイルが落ち着いた雰囲気を醸し出し、タウンユースにも最適といえる。
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アーセナル 2000-02 Nike ホーム
アーセナルといえば「JVC(日本ビクター)」もオールドファンには懐かしいが、インパクトという点ではやや「Dreamcast(ドリームキャスト)に軍配が上がるか。
チームは01-02シーズンにプレミアリーグとFAカップの2冠を達成。2001年には稲本潤一が入団し、このデザインは日本でも一気に知れ渡った。
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マンチェスター・ユナイテッド 1998-00 Umbro ホーム
マンチェスター・ユナイテッドと日本企業といえば、黄金期を共に歩んだ「SHARP」は外せない。なかでもこのキットは、あの伝説の“トレブル(3冠)”を獲得した一着だ。
ユニフォーム界の“不朽の名作”は、袖のクラシックな“ダブルダイヤモンド(Umbroのロゴマーク)”が特徴的。胸元にはジッパーを採用した点も斬新で良かった。
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フィオレンティーナ 1998-99 Fila ホーム
フィオレンティーナといえば「TOYOTA(トヨタ自動車)」も外し難いところだが、クラブにとって最初の日本企業スポンサーだった「Nintendo(任天堂)」を選出。
このキットを着た98-99シーズンはセリエAを3位でフィニッシュと大健闘。そして9年ぶりにチャンピオンズリーグ出場を果たしている。
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ユヴェントス 1997-98 Kappa ホーム
日本企業スポンサーといえば、「ユヴェントス×SONY」は外せない。「マンU×SHARP」と並ぶ二大巨頭と称しても過言ではないだろう。ユニフォームは柔らかな印象を与える流線形のデザインが特徴。
スポンサーロゴはSONYの下にMiniDiscの文字が入る。MiniDiscとは光学ディスクの記録メディアで、一般的にはMDと呼ばれる。MDと言えばつい最近、再生機の生産終了に関するニュースが出たばかり。時の流れを痛感するスポンサーロゴだ。
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