英専門誌「ワールド・ボクシング・ニュース」で6位→3位に、井上は3位→4位に

 ボクシングの6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)は20日(日本時間21日)に行われたWBA世界ウェルター級スーパー王者キース・サーマン(米国)との統一戦で判定勝ち。同級史上最年長世界王者となったが、英専門誌のパウンド・フォー・パウンド(PFP)ではWBA&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)と入れ替わり、世界3傑入りした。

「マニー・パッキャオがPFPで巨大な動き、次の対戦相手が明らかになる」と特集したのは、英ボクシング専門誌「ワールド・ボクシング・ニュース」だった。40歳のパッキャオがラスベガスで衰え知らずの強さを見せつけ、10歳年下のサーマンとのタイトルマッチで初回ダウンを奪うなど、判定勝利を手にした。

 最新版PFPを発表した今回の特集では「この勝利で彼はワールド・ボクシング・ニュースのPFPのリストで彼はトップ3入りを見た。この過程でナオヤ・イノウエ、テレンス・クロフォード、オレクサンドル・ウシクを追い越すことになった」と報じている。

 前回まで6位だったパッキャオが3位にジャンプアップ。3位だった井上が4位に、ウェルター級世界王者クロフォード(米国)が5位に、クルーザー級世界王者ウシク(ウクライナ)が6位となっている。ボクシング界の功績を意味する星の数では唯一5つ星評価を得ているパッキャオ。衰え知らず不惑のレジェンドが再び評価を高めている。

 井上に続く日本勢では、3階級制覇王者のWBO世界フライ級王者・田中恒成(畑中)が14位に、4階級制覇王者の井岡一翔(Reason大貴)が16位、2階級制覇王者のWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)が39位に選出された。前回49位だったWBC世界ライトフライ級王者・拳四朗(BMB)は圏外だった。(THE ANSWER編集部)