ASUSは7月22日、ゲーミングスマホ「ROG Phone II」を発表しました。グローバルでの発売日は9月4日ですが、日本での販売時期や価格は未定です。

ROG Phone IIは、昨年11月に日本で発売された「ROG Phone」の後継機で、機能やスペック、アクセサリなどのすべてがアップデートされています。

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▲従来の6型から6.59型へディスプレイが大型化されています。前モデル同様ROG仕様のUIながら、Y字のプリセット壁紙はコアの部分が明るく輝くデザインになっています。ちなみにこの写真の状態では新旧どちらも「Xモード」には入っていません。また、ROG Phone IIではASUSのスマホ「ZenFone 」と同じUIにも変更可能です


▲背面はメタリックな仕上がり。カメラはデュアル仕様



SoCには発表されたばかりの「Snapdragon 855 Plus」を採用し、メモリ(RAM)はなんと容量12GB。バッテリー容量は6000mAhで、フル充電状態ならばバトルロワイヤルゲーム「PUBG Mobile」を7.1時間プレイできるとのこと。ちなみに事前説明会時に比較として紹介された端末の駆動時間は、「OnePlus 7 Pro」が4.7時間、「Galaxy S10+」が5.1時間でした。

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ホーム画面の中央下部からアクセスできる「Game Center」では、ファンやメモリなどゲームに関わるパフォーマンスの設定が可能。メモリを開放してゲーム処理に特化する「Xモード」に切り替えることができます。



リフレッシュレートは前モデルでは最高90Hzでしたが、ROG Phone IIでは120Hzまで設定可能に。索敵がゲームの勝敗に直結するFPSゲームや高グラフィックスなレースゲームなどでもなめらかな描画に期待できます。


▲どのゲームタイトルでも重要な要素となるタッチ操作の反応速度。あくまでプレゼン紹介された数値ですが他メーカーのフラグシップスマホを圧倒する反応速度49msを実現しています


▲本体には通信用のアンテナを4基搭載。上下に2基しか搭載していない一般的なスマホの場合、ゲームをプレイするために横持ちした際に手でアンテナを覆ってしまいます。しかし、ROG Phone IIではサイドにもアンテナがあり、横持ちでも電波を安定して受けられます



端末側面に登載したタッチセンサーを人差し指で触れることでゲームパッドのL/Rボタンがあるかのように操作できる「AirTriggers」機能もアップデートされています。前モデルでは操作をするのに指をいちいち離す必要がありましたが、ROG Phone IIではセンサー部に指をあてたまま、押し込みの強さで操作が可能に。新たに指をスライドさせる操作も追加されました。さらに、タッチ操作時の反応が63msから20msに向上しています。



最後に紹介したいのはカメラ機能。メインカメラはASUSの最新スマホ「ZenFone 6」と同じ4800万画素+1300万画素のデュアル仕様です。ZenFone 6ではメインカメラをクルッと回してインカメラとして活用できるギミックを備えていますが、ROG Phone IIでは別途インカメラを備えています。


▲前モデルでは撮影できなかったポートレート撮影にも対応。インカメラでも撮影できます

ゲーム向けのモデルとしていながらもカメラ機能にも一切妥協しないROG Phone IIは、ASUSが今できる全てのスペックと機能を詰め込んだフラグシップスマホです。