“芸能人輩出県”といえば福岡が有名。古くは故・高倉健、タモリ(73)から最近の橋本環奈(20)まで錚々たる名が並ぶが、北海道も負けてはいない。中島みゆき(67)、松山千春(63)、吉田美和(54)ら名歌手を生み出してきた地だが、近年は他ジャンルでも活躍が目立っている。


大泉は札幌の東隣、江別市の出身 ©文藝春秋

 代表格は大泉洋(46)。主演する「ノーサイド・ゲーム」(TBS)は、7月7日放送の初回が関東地区で13.5%の高視聴率。北海道地区では16.6%と更に高い数字を挙げた。「北海道民の“大泉愛”が改めて証明された」と解説するのは放送記者だ。

「北海学園大学時代に札幌で演劇ユニット『TEAM NACS』を結成。1996年にローカル番組『水曜どうでしょう』(北海道テレビ)に出演し、一躍人気者になった。番組によって業界人のファンも増え、東京進出に繋がったが、札幌に本拠を置く事務所所属のまま。地元での仕事も欠かさない。その姿勢が郷土愛の強い道民の更なる支持に繋がっている。ススキノが舞台の映画『探偵はBARにいる』もシリーズ化され、代表作になった」

 TEAM NACSの同僚、安田顕(45)も同じく「水曜どうでしょう」で注目され、上京して名脇役としての地位を掴んだ道産子。脇役といえば小日向文世(65)も北海道出身。バイプレーヤーとして突出した存在感を放つ彼も、今年、北海道を舞台にした大泉主演の映画「そらのレストラン」に出演するなど郷土愛を隠さない。

タカアンドトシに見る北海道出身の大きな強みとは?

 お笑い界ではタカアンドトシ。タカ(43)が「北海道のためにという気持ちで頑張っています」と語るほど、北海道への思いは強いという。

「地元の深夜番組でネタを披露し芸を磨いてきたが、東京進出後も北海道でレギュラー番組を持ち続け、今も『ジンギス談』(北海道放送)『発見!タカトシランド』(北海道文化放送)の2本がある。十八番の“街ブラ力”を地元でも遺憾なく発揮。このように、故郷で息長く活躍できる受け皿が用意されているのが、北海道出身芸能人の大きな強みでしょう」(地元記者)

 ちなみに局アナ界の出世頭、TBSの安住紳一郎アナ(45)も北海道出身。先日、同局の東京五輪総合司会に抜擢された。

 存在感もでっかいどう。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年7月25日号)