民間の健康食品会社が全国20〜50代の男女に食生活について調査したところ、8割以上の消費者が健康に関心があることが分かった。風邪予防など免疫力を高めるための取り組みでは「食事・栄養」への気配りが最も多かった。野菜を摂取するなど、栄養バランスの整った食事を心掛けていることが伺えた。野菜の品目では、ビタミンなど栄養成分が豊富なブロッコリーに、支持が集まった。

 健康食品会社のイマジン・グローバル・ケア(東京都港区)が2、3の両日、全国の1105人を対象に食生活についてインターネットで調査した。

 健康への関心を尋ねたところ「関心がある」が82・7%だった。

 風邪予防やアレルギー軽減など、健康の維持に欠かせない免疫力を高める取り組みを尋ねたところ、具体的に取り組んでいることが「ある」との回答は38・1%。取り組み内容(複数回答)は「食事・栄養」が79・5%で最多だった。同社は「バランスの取れた食生活を意識している消費者が多い」と分析する。他には「十分な睡眠、休養」63・7%、「毎日の運動やスポーツ」34・0%と続いた。

 食事面で「免疫力を高めるために摂取すべきだ」と考える野菜を5品目と「その他」から回答してもらったところ「ブロッコリー」が80・1%で1位。2位の「サヤエンドウ」(5・5%)を大きく離した。ブロッコリーは栄養価が高く「生で食べるとビタミンCがレモンの2倍含まれている」と同社。ブロッコリーを毎日食べている割合は30・9%だった。