バティスタの2本の2ランで連夜の逆転勝ち「ナイスバッティングだった」

■広島 4-2 巨人(20日・マツダスタジアム)

 広島は20日、マツダスタジアムで行われた巨人戦に4-2で勝利した。5回終了まで0-2と劣勢の展開から、バティスタの2本の2ランで連夜の逆転勝ちとなった。チームは6月1日に5連勝を記録して以来の連勝となり、緒方監督は「今日も粘り強く戦った中で、ファンの人に喜んでもらえるような勝利で嬉しい」と表情は晴れやかだった。

 先発の床田が5回2失点で降板。初回は3者凡退のスタートだったが、2回以降は毎回走者を許す苦しい内容だった。緒方監督は「床田はランナーを背負って苦しい展開だった。その中でキクでしょう。あの展開で、すごいプレーを見せてくれた」と、4回の2死ニ、三塁の場面で、神業的なグラブトスでピンチを救った菊池涼の守備を称賛した。6回から小園に代わってショートに入った田中広も好守を見せた。指揮官は「(田中)広輔もいいプレーして守り抜いた中で、バティスタが2本の本塁打。ナイスバッティングだった」と守り勝った結果に満足そうだった。

 首位を独走する巨人相手に、チームは約1か月半ぶりの連勝となり、「久々だからね」と表情も緩んだ緒方監督。「これからも1試合、1試合なので、明日からもいいゲームをファンに見せていきたい」と、チームの復調に手応えを感じているようだった。(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)