米記者がドネア陣営の注目発言紹介

 ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝でWBA&IBF王者・井上尚弥(大橋)は5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)と激突するが、ドネアが決勝の期日と会場が未定という現状から辞退する可能性が急浮上。WBSS側が11月開催を公表する一方で、ドネア陣営は早期開催決定を要求していることが明らかになった。

 バンタム級最強王者決定戦が突如、暗礁に乗り上げた。米ボクシング専門誌「ザ・リング」のライアン・ソンガリア記者は「ノニト・ドネアはWBSSからの撤退を検討していると言った。理由はナオヤ・イノウエとのバンタム級決勝のマッチアップの期日も会場も決まっていないことだ」とツイート。

 ドネア自身もフェイスブックで「今日まで、決勝戦の期日や会場に関して、我々はまだ合意に達していない」と不透明な現状を報告。「大会全日程は遅くても7月まで終了すると参加者全員は予想していた。この全ての予測不可能な問題から、自分のキャリアにとって最善の決断を下すべく、(プロモーターの)リチャードが導いてくれると信頼している」と続けていた。

 そんな中、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のランス・パグマイアー記者はドネアのプロモーターを務めるリチャード・シェーファー氏ら陣営の注目発言を紹介している。

試合間隔の長さに不満「ドネアは4月から戦っていない…」

「ドネアとプロモーターのリチャード・シェーファーに遭遇。もしも、責任者が迅速に決戦日を発表できないのなら、ドネアはWBSSバンタム級決勝のナオヤ・イノウエ戦から撤退する準備をしていると語った。ドネアは4月から戦っていない…」

 ツイッターでこう伝えている。ドネアの直前の試合はWBSS準決勝のステフォン・ヤング(米国)戦で、4月27日だった。大会プロモーターのザワーランド兄弟はバンタム級決勝が11月上旬開催予定とツイッターで公表したが、その場合は半年以上もリングに上がれないことを意味する。11月16日に37歳となるドネアにとっては、体が動くうちに1試合でも多く重ねたいという意向もあるのだろう。

 ドネア陣営からWBSS側にプレッシャーをかける狙いもあるだろうが、当初の7月最終決戦という触れ込みから大幅にずれている頂上決戦。ファンとしては待ち望む決戦が流れるような事態は避けてほしいところだが……。(THE ANSWER編集部)