NHK連続テレビ小説『なつぞら』の第81回が3日に放送された。2日に放送された第80回は、平均視聴率20.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録していた。

 第81回は、突然柴田家にやって来たなつ(広瀬すず)の妹・千遥(清原果耶)が柴田家の面々にもてなされるというストーリー。千遥は自分の境遇を柴田家の人たちに明かし、翌朝は一緒に牛の世話をすることになり――というストーリーが描かれた。

 1日にスタートした第14週から登場した清原。視聴者からはその演技力に絶賛の声が集まっている。

「清原は15年後期に放送されたNHK朝ドラ『あさが来た』で女中役を演じ、女優デビュー。瑞々しさもあり、朝ドラファンからは高い注目を集めました。今回の千遥役は事前発表されず、劇中で初めて清原が演じていることが明らかに。視聴者の間で話題になったのはもちろん、清楚かつ少し影のあるという役柄に、『後半戦は千遥ヒロインの朝ドラにしてほしいくらい演技が上手い』『久々に朝ドラの空気感を味わえた』など絶賛の声が相次いでいます」(ドラマライター)

 また、ヒロイン・なつと千遥を比べる声も上がっているという。

「東京に行ってからのなつは、服装も派手になり、同僚と意見が衝突することもしばしば。身勝手な行動も目立つようになり、視聴者からの不満が溜まっていたところに現れたのが千遥でした。素朴な風貌に、礼儀正しいこともあり、『誰かとは大違い…』『触れるものすべてと喧嘩するなつと全く違う』など揶揄する声も上がっています。表情豊かな清原の演技力も相まって、視聴者からは『いだてんのようにヒロイン交代でいいよ』『千遥のほうが正統派朝ドラヒロインっぽい』といった声が噴出する事態となっています」(同)

 視聴者からの不満を、広瀬の演技力で打開することはできるのだろうか――。