英2部WBAが「野心的なスカッド」のために獲得を狙う

 日本代表MF香川真司は今夏、ドルトムントからベジクタシュへの期限付き移籍が終了し、来季に向けた動向が注目されている。

 そんななか、トルコ紙「Sabah」はイングランド・チャンピオンシップ(英2部相当)のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)が香川の獲得競争に名乗りを上げたと報じている。

 香川は2018-19シーズン途中の今年1月、出場機会を求めてドルトムントからベジクタシュに期限付き移籍。リーグ戦14試合出場4得点を記録したが、シーズン終了とともに自身のSNS上でファンに別れを告げていた。

 スペインやイングランドが移籍先として噂され、ベジクタシュも再獲得を狙うと言われているなか、「Sabah」は「ベジクタシュの香川獲得に競合相手が登場」と見出しを打ち、「来季の成功を狙うWBAのスラベン・ビリッチ監督が、下部リーグでのプレーを望まない日本のスターを説得しようと試みている」と伝えている。同紙は「スペインで希望する契約を受け取れなければ、香川は交渉のテーブルに着くだろう」として、次のように報じた。

「WBAのビリッチ監督は、プレミアリーグ昇格というゴールのために香川を説得し、野心的なスカッドを作り上げようとしている。しかし、マンチェスター・ユナイテッド加入まで順風満帆なキャリアを歩んだ香川は、トップリーグでのプレーを望んでいるようだ」

 WBAにはかつて、元日本代表MF稲本潤一(SC相模原)も所属していた。スペインからのオファーが成約に至らなければ、7月初週にはベジクタシュとの再交渉が始まるとも言われている香川だが、来季に向けた動向に注目が集まっている。(Football ZONE web編集部)