大韓航空副社長の“ナッツ姫”ことチョ・ヒョナが、傷害と児童虐待の容疑で検察に引き渡された。

去る2月の離婚訴訟の際に暴行などで告訴されたことに続き、今年に入って2度目の捜査を受けることとなったのだ。

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ソウル水西(スソ)警察署は6月26日、「チョ・ヒョナに浮上した傷害及び一部児童虐待の容疑に対し、6月21日に起訴意見で送致した」と明かした。警察関係者は、「具体的にどのような点から起訴されたのかは、明らかにできない」としている。

昨年4月にソウル家庭裁判所へ離婚訴訟を提起したチョ・ヒョナの夫パク氏は、今年の2月に彼女を特殊傷害及び児童福祉法上の児童虐待、特定経済犯罪加重処罰法上の背任などで警察に告訴した。

小学校の同級生であったというチョ・ヒョナとパク氏は、2010年10月に結婚して双子の息子を儲けている。パク氏は、妻による暴言と暴行を主な離婚理由に挙げて処罰を要求した。

パク氏は告訴状を通じて、「チョ・ヒョナが“腹が立つ”という理由で“死ね”と大声をあげ、首を絞め、タブレット端末を投げるといった行為に及んだ」という内容の供述をした。また、これらの行為によって足の親指の肉が剥がれ落ちるという被害を受けた。

パク氏はさらに、「チョ・ヒョナはご飯を食べないからという理由でスプーンを投げつけたり、寝付かないという理由で暴言を浴びせるなどして、息子たちを虐待した」とも主張している。

一方、警察はチョ・ヒョナに浮上した強制執行逃れの疑いについて「容疑なし」と判断し、去る4日に不起訴意見で検察に送致した。業務上の背任容疑については、告訴人の告訴取り下げによって却下されたという。