北方領土問題で下品な言動を行い、日本維新の会を除名された丸山穂高衆院議員(35)が、1か月ぶりに国会に姿を見せ、改めて議員辞職を拒否した。

ツイッターも久しぶりに更新し、自らへの国会の糾弾決議に不満を露わにしている。

紅潮した顔で、その足取りは軽く...

国会の最前列にある無所属の席に丸山氏は座り、トップバッターとして名前が呼ばれると、紅潮した顔で歩き出す。その足取りは軽い。なお、丸山氏は出席を求められた2019年5月24日の衆院運営委理事会を「体調不良」で欠席し、「2か月の休養が必要」とする診断書を出している。

6月25日は、野党5党派が提出した安倍晋三内閣に対する不信任決議案の採決が行われ、丸山氏は、反対票を投じた。

その後、報道陣の囲み取材に応じており、丸山氏は、「体調が万全というわけではないですけれども、まあ非常に重要な採決ですんで、不信任が出てきたということで、きちんとこれに対しては投票すべきだということで登院いたしました」と採決出席の理由を述べた。丸山氏は5月20日、国会で取材に応じて以来、姿を見せていなかった。

自らのツイッターも6月6日以来つぶやいていなかったが、25日夕に更新した。

医療機関と「相談」で採決出席

そこでは、医療機関と相談したうえで採決に出席したとし、内閣不信任については、「野党の選挙前茶番劇に対しては断固反対」と訴えた。6月6日に衆院で糾弾決議が可決されたことについては、「自ら辞職はありませんしこの期も任期を全うする」と説明した。

そして、「糾弾や不信任を決議するならロシアにこそ出すべき。不法に占拠している北方領土について返還計画はなしと述べ、領空侵犯まで平気で行い否定し」などと息巻いた。そのうえで、「戦争という言葉すらタブー視する今の日本の現状で領土が本当に戻ってくるのかどうか、、まずはG20ですかね。体調を万全に戻しながら一つ一つ仕事していきます」と書いていた。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)