今までの人生で一番顔出しする必要が感じられない顔出しパネルに出会いました――。そんなツイートが2019年6月24日に投稿され、注目を集めている。

どんな顔出しパネルなのか。まずは下の画像をご覧いただきたい。

こちらは東京・浅草のシーシャ(水たばこ)店「浅草バーンシーシャ」の投稿だ。

24日から26日にかけて神戸で開催されている「第19回日本蛋白質学会年会 第71回日本細胞生物学会大会 合同年次大会」に足を運んだそうだが、なぜかそこに画像のような記念撮影パネルが設置されていたという。

同じデザインが公式サイトにも


蛋白質の「白」の字と細胞生物の「胞」の字の端にぽっかりと空いた穴。一見すると、これは一体何なのか疑問を抱いてしまいそうだが、隣に立っている説明書きを見ると、記念撮影パネルだそうだ。

「記念撮影パネル 撮影した写真をTwitter Instagramで拡散してください!」

としているが、そもそもなんでそんなところに穴が空いているのだろうか。

この画像にはこんな反響が。

話題の撮影パネルを設置した合同年次大会運営事務局の屋敷智之さんは25日、Jタウンネットの取材に、

「ホームページをご覧いただくと、同じデザインが表示されているんです。そちらをよく見ていただくと、両大会会長の顔がのっています」

と説明。どういうことなのか公式サイトを確認してみよう。


公式サイトより

遠目でみると達筆な漢字の列のようだが、拡大して見てみよう。


人の顔が!


こっちにも!

なぜかさりげなく端の方に描かれている人の顔。屋敷さんによれば、こちらの人物はそれぞれの大会長の顔だとのことで、顔出しパネルはこちらのデザインを踏襲しながら、当日の参加者の交流やSNSを使った広報活動の一環として設置されたのだそうだ。

今年が初めての試みだということだったが、ツイッター上で「顔出しする必要が感じられない顔出しパネル」との声も上がり注目を集めている。こうした声が上がっていることについて、

「話題になったこと自体うれしく思っているんですけど、意図していないものでしたね(笑)」

とした。

ちなみに、合同年次大会の公式ツイッターでも25日15時頃、顔出しパネルの「答え合わせ」だとして、こんなツイートをしていた。