6月24日のおもなできごと


2008年、日本HPがミニノート「HP 2133 Mini-Note PC」を発売

2010年、三洋電機が「DMX-CA100」を発売

2010年、ソフトバンクがアップルの「iPhone 4」を発売

2011年、ソニーが「α NEX-C3」を発売

2016年、プラネックスコミュニケーションズが「どこでも日本 VPN(MHC-VM1)」を発売

2010年:Retina DisplayとFaceTime搭載、デザイン変更が特長の新モデル「iPhone 4」



丸みのあるポリカーボネートボディから、ガラスと金属を使った薄型デザインへと変更になったのが、この「iPhone 4」。見た目が大きく変わっただけでなく、画面が480×320ドットから960×640ドットのRetina Displayになったほか、前面カメラが追加され、ビデオ通話機能のFaceTimeが搭載されたというのが大きな変化です。

デザインの変更は様々な影響を及ぼすもので、そのひとつがいわゆる「デスグリップ」問題。アンテナ部を握ると電波の受信感度が極端に落ちるというものですが、当初、アップルはiPhone 4特有の問題ではなく、一般的な問題だとしていました。後にこの問題を認め、対策としてBumperなどのケースを無償っで提供するといった対応を行っています。ちなみにアップルはこの問題が一般的だというために他社製品を具体的に挙げたため、名指しされたメーカーから反論や非難を浴びました。

もうひとつの問題は、ホワイトモデルの遅延。当初は同時発売の予定だったのですが、製造上の問題により延期を繰り返し、最終的に翌年の4月まで、10か月ほど遅れることとなりました。

また、iPhone 4で思い出されるのが、サンノゼのバーへの置き忘れ事件でしょう。情報漏洩としてはかなり珍しいルートとなっていただけに、覚えている人も多いのでは?

2008年:VIAのCPUを採用したミニノートPC「HP 2133 Mini-Note PC」



ネットブックの黎明期に登場した、CPUがAtomやCeleronではないミニノートが「HP 2133 Mini-Note PC」。メモリーが2GB、ストレージが160GBのHDD、さらに液晶は8.9インチで1280×768ドットとスペックが高めだというのが魅力です。

キーボードがボディのギリギリにまで拡張され、キーピッチが大きめだったこと、ストロークが深めだったことから、打鍵感を重視する人に好まれる仕様となっていました。ただタッチパッドは小さく、しかもボタンが左右というイレギュラーなもの。慣れの問題もありますが、ポインターの操作が少し難しいモデルでした。あと問題があるとすれば、CPUの発熱が大きく、遅かったことでしょうか。この辺りはドングリの背比べという部分もありますが......。

デザインは優れていただけに、これでAtom搭載なら......と考えた人は少なくないでしょう。実際、Atom搭載で登場した「HP Mini 1000」は人気がありました。