米下院金融委員会のマキシン・ウォーターズ委員長は、Facebookが発表した暗号通貨Libraの開発を議会および規制当局の審査が済むまで凍結するべきだとの見解を示しました。ウォーターズ委員長はまた、これまでFacebookが「ユーザーデータの保護をくり返し無視し、慎重に取扱うことの重要性を軽視してきた」と不信感をあらわにし、Facebookの幹部はこの暗号通貨について、まず議会に説明しなければならないと述べています。

記事執筆時点において、Facebookは議会の反応についてコメントをしていません。ただし、発表の一環として、この通貨を多数の企業で監督することを目的としたLibra Associationを立ち上げたことを明らかにしています。

それでも、議員らは満足はしていないかもしれません。Cambridge Analyticaのスキャンダル発覚以降、国および州の多数の規制当局がFaebookの動向を監視・調査しており、ユーザーのプライバシーの扱いに問題がないかと目を懲らしています。

仮に、議員の目にFacebookが一連の問題から学んだように見えているとしても、誰もがFacebookのやること全てを信頼するに足りる状況にには、まだ至ってはいません。