スコットランド戦後のゴミ拾いに反響 海外メディアからの賛辞止まず

 なでしこジャパン(日本女子代表)が参戦しているフランス女子ワールドカップ(W杯)で、スタジアムでゴミ拾いをする日本サポーターに対して反響が拡大している。

 日本は現地時間14日にW杯グループステージ第2戦でスコットランドと対戦。初戦のアルゼンチン戦が痛恨のスコアレスドローに終わったため、是が非でも勝利のほしい一戦はFW岩渕真奈とFW菅澤優衣香がゴールを決め、2-1で今大会初白星を手にした。

 2大会連続で決勝に駒を進めているなでしこジャパンは、2試合を終えて勝ち点を「4」に伸ばし、第3戦のイングランド戦は引き分け以上で決勝トーナメント進出となる。選手たちがピッチで躍動する一方、スタジアムに駆けつけた日本サポーターの振る舞いが海外メディアからも注目を浴びていた。

 反響は拡大しており、米サッカーメディア「THE 18」は「スコットランド戦の勝利後、上品な日本のファンはスタジアムをクリーンナップした」と、スタンドでゴミ拾いをする日本サポーターの様子をレポート。さらに「金曜日(14日)、日本のサポーターは彼らが世界最高のサッカーファンであることを再び証明した」と記し、最大限の賛辞を送っている。

 また、米テレビ局「Telemundo Deportes」スペイン語版は、公式ツイッターで「またしても日本サポーターは上品さを見せた」と伝え、「我々も真似したらどうだろう?」と“提案”。試合後のスタジアムでの清掃を推奨した。

 2018年のロシアW杯の時から、日本人の“美意識の高さ”は世界中で絶賛された。今回と同様にサポーターによるゴミ拾いはもちろん、日本代表が試合後のロッカールームを綺麗に片付けた様子がSNS上で拡散された。女子W杯でも、その流れは不変のようだ。(Football ZONE web編集部)