普段の生活で何気なく使用しているティッシュペーパーだが、日本はその消費量が世界1位であると聞いて驚く人は多いだろう。中国メディアの快資訊は26日、日本は人口が決して多い訳ではないにもかかわらずティッシュペーパーの消費が世界一であることを紹介する記事を掲載し、日本が清潔な国であることとの関係性について考察した。

 中国では日本について「街にはゴミがほとんど落ちておらず、非常に清潔な国である」と、多くの人が伝え聞いている。近年では実際に日本を訪れる人が増加していて、その噂が真実であることを体験している。記事は「日本人はゴミをポイ捨てするのではなく、逆にゴミが落ちていれば拾ってゴミ箱に捨てるほどマナーが良い」と紹介した。

 中国でも日常的に使用されているティッシュペーパーだが、日本では年間47万トンも消費されていて、一人当たりに換算すると、年に平均18箱のティッシュペーパーを使用している計算になる。これは、ティッシュペーパーの消費量第2位の米国と比較しても3倍も多い量だ。記事は「日本人が多くのティッシュペーパーを使用しているのは「生活環境を清潔に保つためである」と主張した。確かに食後に口の周りを拭いたり、風呂上がりなどに濡れた場所をティッシュで拭き取ったり、ちょっとした掃除に使うといった行為は日常的に行われているのではないだろうか。

 また、そのほかの理由について記事は、「日本では箱入りのティッシュペーパーが売られているためではないか」と分析。中国では箱ではなくポケットティッシュを大きくしたようなビニール袋に入ったティッシュペーパーが販売されていて、1枚の大きさも日本のティッシュペーパーよりも小さいのが一般的だ。日本の場合は箱入りであるうえ、リビングや風呂場、寝室など様々な場所に箱を置いておくことができるため、何気なくティッシュを使ってしまい、その結果として使用量が増えるということはありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)