公式戦49試合出場51ゴール19アシスト チャンス創出回数も「46」と傑出

 今季リーガ・エスパニョーラ連覇を果たしたバルセロナだが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では準決勝でリバプールに敗れ、スペイン国王杯決勝でもバレンシアに敗れて3冠とはならなかった。

 ところが、今季チームの主将を務めたエースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ個人の成績に注目すると、その数字は衝撃的なものだった。英メディア「GIVE ME SPORT」が伝えている。

 リバプールとのCL準決勝では、本拠地カンプノウでの第1戦を3-0で制しながら、敵地アンフィールドで精神的なナイーブさを露呈して0-4の大逆転負けを喫したバルセロナ。2年連続での国内2冠がかかった現地時間25日のコパ・デル・レイ決勝でもバレンシアに0-2とリードを奪われ、後半にメッシが1点を返すも及ばなかった。

 リーグタイトルのみに終わってしまった今季のバルセロナ。ところが、メッシ個人の成績を見ると、2018-19シーズンのバロンドール賞候補に値するほどの記録だった。

 ヨーロッパ・ゴールデンシュー(欧州リーグ得点王)通算6回受賞のメッシは、今季リーグ戦で36ゴールをマーク。公式戦では49試合に出場し51ゴール、さらに「GIVE ME SPORT」によると19アシストを記録した。記事では「1シーズンに得点に絡んだ回数が“70”はヤバすぎる」と、その衝撃を表現している。

 また、今季はゴールスコアラーとしてだけではなく、プレーメーカーとしても傑出したパフォーマンスを見せ、46回のチャンスを作ったことも紹介。「リバプール戦とバレンシア戦での敗戦が人々の記憶には焼き付いているが、この数字を見れば間違いなくメッシを責めることはできないだろう」と締めくくっている。たとえ3冠を逃しても、2018-19シーズンのメッシが規格外の活躍を見せたという事実は、データとして証明されることになった。(Football ZONE web編集部)