ビジオが初のメジャー昇格、NO1有望株のゲレーロJr.とブルージェイズで同僚に

■ブルージェイズ - パドレス(日本時間25日・トロント)

 ブルージェイズは24日(日本時間25日)、往年の名選手クレイグ・ビジオ氏を父に持つ若手有望株のキャバン・ビジオ内野手をメジャー昇格させた。チームには、すでにMLBの今季NO1有望株ブラディミール・ゲレーロJr.内野手がいるが、殿堂入りした父親を持つ選手2人がチームメートとなったのは、史上初だという。ともに同日の本拠地パドレス戦にスタメン出場している。

 MLB公式サイトは「ブルージェイズのラインナップがMLBの歴史をつくる」とのタイトルでレポートし、「ブルージェイズにはすでにラインナップに殿堂入りの父をもつ選手がいた。金曜日にそれが2人となり、歴史をつくった」と“快挙”について伝えている。

 記事では「ブルージェイズは金曜日に正式にプロスペクト(若手有望株)ランキングで球団9位の内野手キャバン・ビジオを3Aバッファローから昇格させた」と伝えるとともに、「ラインナップの2番には、ブラディミール・ゲレーロの息子である三塁手ブラディミール・ゲレーロJr.が入っている」と報じた。

 ビジオの父親のクレイグ・ビジオ氏は、アストロズで現役生活を全うし、メジャー通算3060安打をマーク。2015年に米国野球殿堂入りした。一方、ゲレーロJr.の父親のブラディミール・ゲレーロ氏は、エクスポズ(現ナショナルズ)やエンゼルスで通算2590安打、449本塁打、1496打点、生涯打率.318を記録。2018年に殿堂入りしている。

 MLB公式サイトは「ビジオとゲレーロはトロントで一緒にプレーすることになり、(米データ会社の)エライアス・スポーツ・ビューローによると、殿堂入りの父を持つ2人がチームメートとなるのは史上初のことである」と伝えている。偉大な父を持つ若手有望株は、ファンにとって希望の光となりそうだ。(Full-Count編集部)