20日、日本経済新聞が「副業解禁、主要企業の5割 社員成長や新事業に期待」と報じた。この記事によると、アンケートに協力した企業の約5割が副業を解禁している。この調査は大手企業を対象としているが、このように副業を認めている企業は確実に増えてきている。これは企業が副業に対して、期待を膨らませているということである。一体どのような点を期待しているのだろうか。

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●優秀な人材の確保

 優秀な人材は転職先がいくらでもあるため、自分にとって最大限に活躍できる場所を求める。その中には、副業ができる企業というのも条件として選ばれるようになってきている。副業ができないという制約があると、その時点で優秀な人材からは選ばれなくなる傾向が高まる。そのため副業を解禁することは、優秀な人材の確保につながるといえる。

●知識・スキルの還元

 副業は、知識・スキルの還元も大いに期待が持てる。多くの仕事は、その知識やスキルを別のところで活かすことができる。また副業をしたことによって、本業で活かせる知識・スキルを身につけることもできる。知識・スキルは一つのところでだけ発揮されるものではない。いろんなところで働いて相乗効果が得られることがよくあるため、期待できる点である。

●社員の収入アップ

 会社の経営者からすれば、正直なところ、ここは一番期待できるポイントなのではないだろうか。従業員として勤務している多くの社員は、現状以上の給料を望んでいるだろう。しかし給料を支払っている側からすれば、そんな簡単な話でもないのだろう。だから他の会社で働いて、そこで給料を支払ってもらえれば、従業員の給料は増える。これが必ずしも良い考えではないだろうが、給料アップが難しいのであれば、このように考えてみるのも悪くないのではないだろうか。

●まとめ

 数年前まではあまりいいイメージを持たれていなかった副業。しかし政府の後押しもあり、副業はどんどん認められてきている。ここで挙げたことは実際に期待を持てるものなので、このようなことを解決させたいと思っており、尚且つまだ副業を解禁していない企業があれば、この機会に副業解禁について考えてみてはいかがだろうか。