ソニーは5月21日に開いた経営方針説明会で、次世代ゲームコンソール(仮称:PS5)に言及。PS4 Proを圧倒する処理性能をアピールしました。

説明によると、次世代コンソールでは浮動小数点演算・描画性能がPS4 Pro比で大幅に向上。また「超高速帯域の専用SSD」を搭載し、シーン読み込みで待たされない画面切替を実現するといいます。

具体例としては、スパイダーマンPS4のファストトラベルにおいて、PS4 Proではシーン読み込みに8秒を要していたものが、次世代機では0.8秒に短縮。こうした圧倒的に早いシームレスな画面切り替えによって、ゲームの没入度を高めていると強調します。

そのほか、Wi-Fiさえあれば外出先や進出でもPS4ソフトをプレイできる「リモートプレイ」も次世代コンソールでも引き継ぐとのこと。加えて『PlayStationがゲーミングのベストプレイスであるための仕掛けを次世代コンソールでも用意している』とも語りました。

MSと提携したクラウドゲーミングに関しては『長い目ではゲームのクラウド化・ストリーミングの流れは必ずやってくるが、それがどのタイミングかはわからない。我々は5年間ストリーミング(PS Nowなど)を手がけているが、なかなか難しい側面もある』とコメント。対戦時のレイテンシやエンコードの所要時間、マネタイズの難しさを挙げ、現在はサービス・テクノロジーの両面で課題を検討している段階と述べました。また、MSとの協業はストリーミングのソリューションの分野に限るとの認識も示しました。

(下記追記)

▲「PS5」(仮称)の現時点における公開情報(ソニーIR資料より)

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