悪童として知られてきたロサンゼルス・ギャラクシーのFWズラタン・イブラヒモビッチがまた新たな騒動を巻き起こしたようだ。『ESPN』など複数メディアが報じている。

 問題があったのは28日のレアル・ソルトレイク戦。自らをマークしていたDFネデュム・オヌオハに対し、何度も「お前を怪我させてやる」という恫喝的な発言をしていたようだ。後半15分には、ボールを追いかけたイブラヒモビッチがオヌオハを後ろから引き倒し、両者が小競り合いに発展する場面もあった。

 なお、イブラヒモビッチはこの試合の決勝ゴールを記録。ゴールを喜ぶ間もオヌオハに対する挑発を行ったという。試合終了後にはR・ソルトレイクのロッカールームを訪れ、謝罪を申し出たというが、オヌオハはこれを拒否している。

 オヌオハはこの件について「彼は自分を『MLSの顔だ』と言っているけど、ピッチ上ではあんなことをするんだ」とイブラヒモビッチを糾弾。「彼はピッチ上で謝罪しない。だから受け入れるつもりはないよ」と怒りは収まらない様子だ。

 なお、一方のイブラヒモビッチは報道陣に対して「“デュエル”が好きだよ。そうやって自分を活性化しないと、眠りに落ちているというわけじゃないが、生きている気がしない。俺は怒りを感じた時に気分がよくなるんだ」と述べ、自らを鼓舞する目的があったことを認めている。