小競り合いを続けていた相手に歩み寄り恫喝し物議醸す

 米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーに所属する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの振る舞いがまた物議を醸している。得点直後に相手選手に歩み寄り恫喝。一部始終を海外メディアが動画付きで公開しているが、ファンからは賛否両論の声が上がっている。

 これもイブラヒモビッチらしいというべきなのか。“事件”が起きたのは28日(日本時間29日)、ホームでのソルトレーク戦だった。1−1の後半33分、左からのクロスにワンタッチで合わせ、左足でゴールネットを揺らした。すると次の瞬間だ。喜びを爆発させるわけではない。すぐそばにいたDFオヌオハに歩み寄り、体をぶつけると、睨みつけながら叫んだのだ。

 一体何が起きていたのか。英衛星放送「スカイスポーツ」によると、イブラヒモビッチはオヌオハを試合中から何度も威嚇。「怪我をさせるぞ」などと脅し続けていたのだという。後半15分には同DFの腕をつかみ、警告も受けている。

 一部始終を「ズラタン・イブラヒモビッチは今回はやり過ぎた?」と記し、動画で公開したスカイスポーツの公式インスタグラムには様々な賛否の声が届いている。

ファンからは賛否の声「決してやりすぎではない」「人間として0点」

「こういうことはフットボールでは起こるもの。男になれ」
「ズラタンは決してやりすぎることはない。“ズラタン”自体がすでにやりすぎなんだから(笑)」
「挑発し合うのは試合の一部」

 などという比較的イブラヒモビッチに好意的なコメントもあれば、一方では、

「エゴイスティックすぎる。これは嫌いだ」
「彼は嫌な奴だ」
「選手として100点、人間として0点」

 などと感情を抑えきれない振る舞いに対するブーイングの意見も少なくはなかった。

 なお同メディアによると、試合後にはイブラヒモビッチがソルトレークロッカールームを訪れたが、これをオヌオハは拒絶したという。(THE ANSWER編集部)